銭湯は地元密着が基本?

銭湯は、地元密着の経営であって欲しい!絶対に!
銭湯の特徴は”地元密着だ”。
地元に密着していないと、
愛されない、毎日来てくれない。
安い値段で、お風呂やサウナを提供することこそが、銭湯の存在価値の一つだ。
しかし最近になって例外ができた。
リノベーション銭湯の存在だ。
地域に愛された古き銭湯テイストを、ほのかに残しながらも設備を一新することで、
若者にも刺さるオシャレ感を追加する。
さらに最近のサウナブームにのって、
観光地のような立ち位置を確立するリノベ銭湯も出てきた。

黄金湯とか、文化浴泉とかね。
さて、狛江という、超地味な町にあるリノベ銭湯は、どんな仕上がりになっているのでしょうか!
行ってきました!
狛江湯の軽いうんちく
リノベーション銭湯の成功例としてとても有名な錦糸町の黄金湯(こがねゆ)でも実績のあるスキーマ建築計画の長坂常氏が狛江湯のリノベーションを担当されております。

そら、おしゃれやわ。
狛江湯はもともとは非常に長い歴史を持つ銭湯で、1955年に創業とのこと。
しかし、東京の銭湯が次々なくなっていく中、
”東京銭湯の灯は消さない”という強い思いの中2023年に前述の長坂氏によるリニューアルがなされた。
バーカウンターを備え、コミュニティースペースとしても生まれ変わった狛江湯。
黄金湯と同じく、リノベ銭湯としての注目を集め続けています。
立地
”狛江”という、観光では一切来ない町。
近くに大学設備があるせいか、道行く人に大学生風の若者が多い。
新宿で働く若者たちも、狛江に住むのだろうか。気張らず住める緩い感じが好印象だ。
ここは世田谷区なのかしら?と思いきや”狛江市”でした。急に東京23区外に放り出される感覚は、ちょっとした小旅行です。
令和2年(2020年)に狛江市はFC東京と包括提携を結んだとのこと。FC東京の旗が商店街にはためく。推しのチームがあるっていうのはイイことですな。

住宅街を歩いていると急に出てくる看板。バーかな?と思うデザイン。
実際に銭湯の番台部分がバーカウンターになっているので、間違いではない。
おしゃれ。

暖簾の感じがイイ感じ。
バー併設が黄金湯の感じに近いですね。かき氷を食ったりしているい人もあり。風情がすごい。
料金を払ってロッカーへ
銭湯520円+サウナ700円(バスタオル+フェイスタオル付)
東京は銭湯で500円を超えてくる。これは致し方なし。サウナ700円も銭湯サウナにしては強気の価格設定です。

この料金に見合った設備なので、サウナー諸兄は安心して入ってみて欲しい。
手首に黄色いバンドを付けてもらったらロッカーに向かいましょう。
因みに、混んでいる場合は2時間制になります。

だいたい混んでるから、2時間制です!テキパキ入ろうぜ!
あと、人気サウナなので、土日は並んでる事が多いです。外のバーカウンターで30分ほど並ぶ事もあります。

まったり推奨。
ロッカー室は割と狭い。
ロッカーの数字が特徴的なフォント読みにくい。普通のフォントにしてくれい!
ロッカーが上下に分かれている。出るお客さんとカチ合いやすい。

私の場合はカチ合い率100%でした。狛江湯はこれがなければなぁ、と思う。
風呂場
これぞ銭湯!って感じの雰囲気。
そんな中でもグリーンのタイルがオシャ感MAX。

いいねえ(ニチャァ)
シャンプーやボディーソープは備え付けがある。あら優しいじゃない?
ゴシゴシタオルが無いので、そこは持ち込もう。

銭湯サウナ用のゴシゴシセットは用意しておくとサウナが捗るぜ!
お湯は炭酸泉と42度のあつ風呂(ジェットバス付)と、まるで王様のお風呂でございます。
特に炭酸泉ですが、高濃度炭酸泉かつ38度のぬるめ設定。ものすごく温まるので、じっくり浸かりましょう。
ふと壁を見るとある「狛江湯新聞」

おい!京都の梅湯のパクリか!(←京都在住15年の人)
いやいや、インスパイアと言いましょう。
記事内容をパクッてるわけでもなしに。
記事内容はスタッフの皆さんの日々の愚痴や感想楽しかったことなど、お風呂で読むのにちょーどイイ感じ

心までホッコリである!(ニチャぁ)
壁新聞はスタッフの人との距離も縮まるので、
是非続けて欲しい!です。
サウナ
3段の階段式のサウナ。
室内は暗く雰囲気は抜群に良い!

さすがデザイナーズ銭湯!
3段目はかなり熱くなるので要注意。
以前は室内に12分計が無かったのですが、
最近出現しました。便利。

時間が測れるのはイイよね。
オートロウリュが20分おきに発生!
非常にアツい!バチバチきます。
温度計は95度付近なんですが、湿度が高いので温度より熱く感じるサウナです。
ただ、肌が痛くなるような強ロウリュではないので、ご心配なく。
水風呂
しっかりとした冷たさの水風呂。
14度設定と書いてあるけど、
もっと冷たく感じる。

キンキンですね(笑顔)
深さがあるからか、体がしっかり冷えます。
冬場はさらに室温も下がり気味です。より冷えます。さいこう(アへ顔)。
ちなみに、水風呂の横にサウナハットかけがあるのですが、
下段は水風呂の水がかかるので、サウナハットがびしゃびしゃになる残念仕様。
上段にかけましょう。
休憩スペース
天井に送風機がある、疑似外気浴スタイル。

松本湯インスパイアかな。
風の雰囲気が、かなり良い。計算されている弱い風。かなり深いととのいが貴方を待っています。
席数もわりとしっかりあるので、混雑時も座れるのがうれしいです。
近所の小学生が大人の真似をして座っている事があります。笑顔で大目に見てあげよう。大人なんだしね。
サ飯
まずは、番頭で、クラフトビールがいただける。ビール好きの人は風呂上りの一杯が格別ではないでしょうか?
夏に縁側風のベンチに座って飲むビールは格別ですぜ!

いやいや、わしは塩分が欲しい!
こってりが欲しいんじゃぁ!
そんな貴方に、小田急線、各駅停車で少しい移動いただくと、生田駅に有名なラーメン二郎の生田店がございます。
ラーメン好きなら通称イクジはいかがでしょうか?狛江湯との合わせ技で、気分は小旅行です。

イクジのラーメンは美しい。
是非頂いてみて欲しい一品でございます。

9時にしまっちゃうから、
タイミングが難しいけどね!
まとめ
リノベ銭湯って本当に好きなんだなぁ(個人的感想)
スーパー銭湯より、人の温かみを感じるというか。番頭をやっているスタッフさんたちも、イキイキしています。
オシャレとノスタルジーのちょうどいいところに触れられるのがうれしい。
皆さんもお風呂に入って壁新聞を読んでみては?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
サウナ情報を毎日発信しています。是非Xをフォローしてみてください!
コメント